Marrの呟き

実はこのギターショップのおっちゃんも現役のバンドマンで、定期的にライブハウスで結構名の知れた面々と共演していました。それを見て私達は衝撃を受けて自信喪失。
「こんなに上手いしカッコいいのにプロとしてやっていけないんなら、俺らには絶対無理やわ・・」

毎日のように常連客の連中と遊び回り、酒を飲んでバカ騒ぎ。楽しい。ギターくんは留学生のPとJにスラングを教えてもらって上機嫌。ベースくんはCちゃんと付き合い始めて毎日家に入り浸り。私はDくんとつるんでMさんの家に押しかけては朝まで飲みまくり・・こうしていつしかプロ意識が薄れていったようです。・・そうして20歳を迎える頃、ギターくんが衝撃の一言。

[0回]

いつも行っていたギターショップが開店して１年位でしょうか。私のバンドのメンバーは、客でもないのに毎日入り浸っていました。
ちょっとカワイイ女の子が来るとすぐにちょっかい出すベースくん、売り物のギターをとっかえひっかえかき鳴らすギターくん、そしてミニチュアギターをシコシコ作る私。
その頃には店にも「常連さん」が増えていて、中にはいろんな人がいました。
元○○組系の組を持っていた人で、足を洗ったとはいえ体にその痕跡がキレーに刻まれている人（Mさん）。外大に留学に来ているアメリカ人（PとJ）。高校を留年して毎日学校に行かずこっちに「登校」する人（Dくん）。夏は暑いからと丸坊主にしてしまった女子（Cちゃん）。
後にこの登場人物が複雑に絡んでいく訳ですが・・

[0回]