Marrの呟き

今朝の読売新聞の朝刊を見て、また情けない気持ちになりました。
あれだけ脱原発を都知事選の争点から外そうとしていたのに、舛添氏が当選を決めた途端に「無責任な脱原発は信任されなかった」と大々的に報じていました。
「これを機に原発の再稼働に向けた準備を加速するべきだ」とも社説に書いていました。

個人的には誰が都知事になったとしてもあまり関係はないのですが、本当に都民の皆さんが脱原発にNoを突きつけたとは思えません。
当選した舛添氏も基本的には「原発に依存しない社会を目指す」方針なんでしょ？
あたかも自民党が勝ったような、そして原発推進が容認されたかのように報道するのはおかしいんじゃないでしょうか。

原発を稼働させると読売新聞に何のメリットがあるのか知りませんが、脱原発を「無責任」だと言いきる根拠を教えてもらいたいです。
原発推進派の人はみんな原発を「安い電源」だと言います。本当にそうなんでしょうか。
今まで出し続けた放射性廃棄物の処理にかかる費用は？計上していませんよね。
耐用年数を過ぎた原子炉の廃炉にかかる費用は？計上していませんよね。
目先のコストだけを比較して「安い」というのは、あまりにもアンフェアじゃないでしょうか。

代替エネルギーが確立していないと言いますが、確立させるように積極的に動くのと、初めから否定して動かないのとでは、話が全然違います。少なくとも何もしないで否定しているようでは、新しい技術もアイデアも生まれません。
現状では原発が動いていなくても電力が不足して停電するような事はありません。
今のうちに原発に代わる新しいエネルギーをどんどん開発すべきだと思います。
そして、電力を使う我々も、無駄を減らしてコンパクトな生活にシフトしていくべきだと思います。

本当に無責任なのは、新しい可能性を否定して、子供や孫たちの世代に核のゴミの最終処分を押し付けようとしている人たちじゃないでしょうか。
何度も言いますが、人間が100％コントロールできない物を「安全」と言ってはいけません。

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今年4月に消費税が8％に上がる事が決まっていますが、結局安倍さんが言っていた「身を切る改革」はどこかへ行ってしまったようですね。

国民に負担増を強いる前に、国会議員の身を切る改革を行うと言っていませんでしたか？
国民がもう忘れたとでも思っているんでしょうか。

好き勝手にやっている今の政権に対して、支持率が低下しないのも不思議です。
異常な程にお金をばらまいて、確かに株価は上がったようですけど、結局その恩恵を受けているのは誰なんですか？少なくとも私の生活は何も変わっていません。

株価が上がって消費が増えましたか？雇用が増えましたか？
増えたのは「投資額」でしょ？自分の資産を増やす目的で株を買う人が増えただけで、元々お金を持っていない私のような人間には、株価なんて何の意味もありません。

以前から私は「投資」より「消費」（特に国産品）を促すべきだと考えています。
投資が増えてもお金は一部の人や企業にしか回りません。しかもお金のある所にばかり集まって、貧富の差を拡大させるだけです。
国産品の消費が増えれば、まんべんなくお金が回ると思うんです。それが経済を活性化して、景気が上昇するという仕組みです。
それなのに、消費税を上げて、NISAだか何だか知りませんが少額投資を非課税にするなんて、ハッキリ言って真逆ですよ。どこまでお金持ちを優遇すれば気が済むんですか。これからますますお金持ちはお金を使わなくなりますよ。

TPPで外国から安い商品が入ってくるようになれば、ますます国産品の消費が減るでしょうし、そうなれば国内の企業はまた業績が悪くなるでしょう。安売り合戦の末には産業の空洞化しか見えてきません。雇用は落ち込む一方でしょう。

・・話が逸れましたが、結局負担を強いられるのは我々国民だけで、政治家は何もしなくていいんでしょうか。このままうやむやにされて、この国の国民は黙っているんでしょうか。

野党議員も、自分の身がかわいいのか、近頃では全くこの事に触れませんね。
本気で身を切る覚悟ができている議員は、残念ながらこの国には一人も居ないようです。

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